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カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)

目立ちにくい矯正治療を検討している方へ

歯並びやかみ合わせを改善するために行う矯正治療は、昔からあるワイヤーとブラケットを使用した矯正治療方法がメジャーですが、近年は装置が目立ちにくいカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)での矯正を希望される方が増えてきました。
ワイヤー矯正は装置が目立ちやすい点と定期的に歯科医院での装置の調整が必要な点がデメリットとされていました。対して、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は透明に近い色のマウスピース型の装置(アライナー)を1日20時間以上装着し、約10日〜2週間ごとに次のステップのアライナーに交換することで徐々に歯を動かし、歯並びをきれいに整えることができます。
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は、他の矯正方法よりも新しい治療方法ですが、アメリカのアライン・テクノロジー社が1999年から提供を始め、世界中で1400万人以上の治療実績を持つ信頼性の高い矯正治療方法です。

※カスタムメイド型マウスピース矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)について

2018年6月に厚生労働省から施行された「医療広告ガイドライン」に準拠した正式名称、表記方法「マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)」と記載しております。薬機法未承認の歯科矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

当院のカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)

矯正専門の歯科医師による正確な診断

当院では矯正専門の歯科医師が丁寧なカウンセリングと正確な診断に基づいて精密なカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)を行っています。
患者様一人ひとりのお口の状態や理想とする歯並び、ライフスタイルなどに最も適した治療計画をご提案いたします。お口の状態によってはカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)だけでの治療が難しい場合もありますが、そのような場合にはワイヤー矯正との併用や部分的な使用、TAD(アンカースクリュー)を用いた治療など、できる限りご希望に寄り添った治療方法をご提案いたします。
当院では患者様とのコミュニケーション・信頼関係を大切にし、一人ひとりのお悩みに真摯に寄り添った矯正治療を行っています。

負担の少ない歯型取りで安心(iTero)

矯正治療を始めるためには、まず歯型採取を行う必要がありますが、従来の歯型採取はシリコン印象材を用いて行っていたため患者様の心身に大きな負担をかけてしまっていました。
シリコン印象材を乗せた歯型トレーを口の中に入れ、印象材が固まるまでしばらく待たなくてはいけないため嘔吐反射や息苦しさなどの不快感が生じやすく、印象材の誤飲リスクなどがありました。そこで、当院では口腔内スキャナー「iTero」を導入し、不快感の少ない歯型採取を行っています。
iTeroではスキャナーで歯をなぞるだけで精密な歯型データを取得することができるため、患者様への負担を最小限に抑えた安全な歯型採取が可能になりました。

正確な治療計画を立案するためのデジタルによる精密検査

当院では歯科用CT(コンピューター断層撮影)やセファログラム(頭部X線規格写真)、口腔内スキャナー「iTero」などのデジタル機器を導入しています。歯並びやかみ合わせ、骨格などの精密な検査をもとに正確な診断を行い、緻密な矯正治療計画を作製いたします。
ただ歯並びをまっすぐ整えるだけでなく、かみ合わせや骨格のバランスも考えた矯正治療を行うことが健康のためには大切です。精度の高い安全な矯正治療を行うためには精密な検査と正確な診断が非常に重要ですのでお気軽にご相談ください。

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)のメリット

目立ちにくい矯正ができる

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)のメリットとして、使用する装置が薄く透明に近いマウスピースなので目立ちにくいという点が挙げられます。
歯の表面にブラケットやワイヤーを装着するワイヤー矯正は、口を開けた際に目立ちやすいため見た目を気にされる方が多いですが、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は人から気付かれにくいため見た目を気にせず治療を行うことができます。
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は周りに気付かれずに矯正治療を行いたい方にとても人気がある矯正方法です。

ご自身での着脱が可能

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は、ご自身での着脱が可能なため、食事や歯磨きの際は取り外して今まで通り行うことができます。
ワイヤー矯正の場合は、固定式なので食事が挟まりやすく歯磨きがしにくく、ケアを怠るとむし歯リスクを高めてしまうというデメリットがありますが、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は、食事の際のストレスがなく、装置やお口の中を清潔に保ちやすいというメリットがあります。

ワイヤー矯正と比較して痛みや違和感が少ない

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は、1枚のマウスピースで動かす歯の移動量が約0.25mmに設定されて作られているため、治療中に歯にかかる力が一定で痛みや不快感を比較的感じにくいです。
※痛みの感じ方には、個人差があります。

ワイヤー矯正と比較して通院頻度が少ない

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)での矯正治療では、治療計画に沿って作られたマウスピース型の装置(アライナー)をまとめて患者様にお渡し、矯正担当医の指示に従い約2週間ごとにご自身で次のステップのアライナーに交換していただくことで歯を動かしていきます。
ワイヤー矯正では最低でも月に1回の歯科医院での調整が必要ですが、インビザラインはトラブルがなければ基本的に2ヶ月に1回程度の通院で済むため患者様の通院負担を軽減することができます。仕事や育児などでなかなか通院することができない方にもおすすめの矯正治療方法です。

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)のデメリット

装着時間を遵守しなければいけない

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)は、ご自身での取り外しが可能というメリットがある一方で、患者様自身での自己管理を徹底しなければいけないという点に注意しなくてはいけません。
矯正担当医の指示に従い、1日20時間以上の装着と、約2週間ごとのアライナーの交換を遵守しないと効果が不十分になってしまうだけでなく、アライナーが歯に合わなくなって歯並びやかみ合わせを逆に乱してしまうおそれもあります。
また、アライナーのお手入れをきちんと行わないと細菌が繁殖してむし歯や歯周病などのトラブルが生じるおそれもあるため、毎日の丁寧なケアも怠らないようにしましょう。

難しい症例には適用できないこともある

カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)、はワイヤー矯正のように歯を大きく動かすことが得意ではないため、複雑な歯並びや抜歯が必要な歯並び、骨格に問題のある難症例などには不向きな場合があります。
適していない症例に無理にカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)を行ってしまうと、治療期間が長くかかってしまうだけでなく、かみ合わせや骨格の歪みを招いてしまうおそれもあります。
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)が適応できる歯並びであるか精密に診断することが大切です。カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)をご希望の方はまずはお気軽にご相談にいらしてください。
当院は、カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザライン)だけでの治療ができない症例の場合でも、ハイブリット矯正をご提案することが可能です。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置
(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)
についての情報明示

未承認医薬品であることの明示

マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)は、医薬品医療機器等法において承認されていない医療機器になります。薬機法対象外の矯正歯科装置であり医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

入手経路等の明示

米国Align technology社の製品で、インビザラインジャパン社から入手しています。

国内の承認医薬品等の有無の明示

マウスピース型矯正装置は他にも様々なメーカーがあり、その中には国内で薬事承認されているマウスピース型矯正装置もございます。マウスピース型矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)で利用されているマウスピースの素材は日本での薬事承認はされており、口腔内での使用に問題はありません。

諸外国における安全性等に係る情報の明示

米国Align technology社のマウスピース型矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証を受けています。世界100カ国以上で、これまでに1100万人を超える症例数(2021年9月時点)がある治療ですが、重篤な副作用の報告はありません。

その他インビザラインについての詳細・注意事項

  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、矯正歯科担当医がマウスピース型矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)の治療計画作成専用のPCソフト(薬事承認済み)を用いて、治療計画を立てたものをインターネット上でアライン・テクノロジー社に発注し、海外工場でオートメーション・ロボットが製造します。
  • 日本の国家資格を有している歯科医師あるいは歯科技工士が作製していないため、医療機器法の対象となりません。
  • 医療機器法対象外ですので、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
  • 日本国内でインビザラインによる歯科矯正治療を行う場合、患者さまにこれらに同意していただく必要があります。
  • 歯を動かすことのできる範囲が制限されているため、症例の難易度によっては対応できないことがあります。
  • 治療の最初にワイヤーを使う治療の併用が必要であったり、もしくは治療途中でワイヤー矯正への変更が必要になる場合があります。
  • 決められた装着時間を守らないと効果は出にくいため、自己管理をすることが大切です。

カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン)による
治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  • ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  • 症状によっては、マウスピース型矯正装置で治療できないことがあります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  • 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
  • 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  • お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。